01 ヘリコプターやドローンと連携
非常に重たい電線を張る架線工事は、まず鉄塔と鉄塔の間に細いロープを張るところから始まります。この時に活躍するのがヘリコプターやドローンです。
02 センチ単位で調整する技
鉄塔につながれた電線は、そのたるみまできっちり計算されています。長さ数百メートルに及ぶ電線では、たるみも非常に大きくなるのが当たり前。それをセンチ単位で調整する技術を持っているのがラインマンです。
03 地上と連携しての作業
架線工事は地上の延線作業チームと連携して行われます。地上では、直径が2mほどの大きなドラムから電線を延ばし、上空で作業を行うラインマンへと届けています。
01 場所によって工法を変える
鉄塔の組み立ては、クレーン車を用いる「移動式クレーン工法」が一般的ですが、場所によっては、クライミングクレーン工法や台棒工法を用いることもあります。
02 台棒を手足のように使う
険しい場所では台棒を鉄塔に設置して部材をつり上げる「台棒工法」によって鉄塔を組み立てます。ベテランラインマンになれば、ワイヤーの操作により手足のように台棒を扱います。
03 人の手が鍵となる
クレーンによって運ばれる部材を上空で組み合わせるのはラインマン。鋼材と鋼材をぴたりと合わせ、ボルトでゆるみなく固定していきます。ボルトの数は1万本以上になることもあります。
01 いくつもの重機で大地に挑む
鉄塔が建てられる場所は平地ばかりではありません。角度のきつい斜面や岩場など、その場所に応じて重機を使い分けて、鉄塔を支える基礎(土台)の穴を掘削しています。
02 深さ数十メートルになることも
巨大な鉄塔を支えるためには、掘削する穴の深さが数十メートルになります。穴の中に小型の掘削機械を設置して工事を進め、その後、人の手で鉄筋を組み立てていきます。
03 ヘリコプターや索道で資材を運ぶ
自動車が入れない不便な場所に鉄塔を建てる場合は資材の搬入にも工夫が必要です。このような場合はヘリコプターや索道を用いて、大量の資材を運びこんでいます。
実家通勤の経済的なメリット | ||
地元に就職すれば、実家から通勤できる機会が多くなります。一人暮らしでは、家賃、光熱費、食費など、かなりの出費が必要です。実家に住みながら働くことで、経済的な余裕が生まれ、余暇の自由度が広がります。 |
地元で暮らした経験が生きる |
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初めて就職する時に、初めての土地で働く。2つの「初めて」が重なるとストレスは大きくなります。地元就職なら、暮らしに余計な心配を抱えません。また土地勘や地元への知識を仕事に生かすことができます。 |
プライベートにも余裕がある |
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休日に友人たちと遊ぶ場合も、地元に住んでいれば移動時間を気にする必要がありません。どこに出かけるにしても時間にも余裕が生まれます。プライベートが充実することも地元就職のメリットです。 |
1~5年目
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道具の扱い方や安全技術などを
しっかり身に付ける新人研修。
ラインマンの仕事は高い技術と特別な技能が求められます。まずは新人研修で、その基礎をしっかり身に付けます。道具の扱い方や安全装置の使い方、基礎的な作業方法を学び、十分に訓練を行うので初めての人も安心です。
5~20年目
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一通りの技術を身に付ければ
リーダーとしての資質を磨く勉強会へ
一通りの技術を身につけたら、中堅を対象にした勉強会や会議を経て管理者としての実力を磨きます。現場全体を任されるリーダーとして実績を積み重ね、ゆくゆくはラインマンとしての最高峰「マスターラインマン」を目指します。
スペシャリストへ
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仕事を通じて多くの資格を
取得できることも魅力
ラインマンの魅力のひとつは多数の資格を取得できることです。資格を取得することで、仕事の幅がどんどん広がります。卓越した技術と技能、見識を持つ者(およそ上位1%)には、最高峰「マスターラインマン」の称号が贈られます。